ソーリオからの帰り道、バスを途中下車してマローヤに立ち寄った。
マローヤはオーバーエンガディンの西の端っこにある小さな村。アルプスの画家セガンティーニ(1858-1899)が暮らした村として有名になった。
写真の中に赤いとんがり屋根の塔が見えるが、あの教会でセガンティーニの葬儀が行われたという。聞いたところによると現在は教会としては使われていないらしい。それをこの目で確かめたかったのだけれど、バスの発車時刻の関係でスルーせざるを得なかった。
この日平地では暖かな秋日和に恵まれた一日だったが、標高1809mもあるマローヤのこの村では、あちこちの水溜りに薄氷が張っていた。
空気も痛いほど澄んでいて、何もかも(私の影までも)が光り輝いていてみえた。
(今日の写真はすべて2015年10月20日に撮影)